こころの少年たち。

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星の王子さまミュージアムに行ってきました。

ミュージアムで流れていた映像で、

星の王子さまは まるでサン=テグジュペリのこころの少年だ』と言っていた。

ぼくもそう感じました。そして こころの少年という言葉を聞いて、

なんだかとてもうれしくなって ふるえて 涙が出そうになりました。

 

こころの少年は ぼく以外の人の中にもいて

みんなのこころの世界に 自分と一緒に生きている。

そう実感したのです。

ぼくは ぼくのこころの少年たちが とてもとても 愛おしく、

ずっと大切に 育てていきたいと思いました。

 

 

…そして はなしは変わり、先日 さつかわゆんさんの個展

『なくなりつづけている』に行きました。

予想していたものより 何十倍も何百倍も素晴らしい展示でした。

ギャラリーの中は紛れもなく さつかわさんの世界の においや空気が流れていました。

そのにおいや空気は ぼくらの身の回りの どこにでもあるような においや空気です。

けれどそこには、ぼくらが 一生懸命集中しないと感じ取れないような

ちいさなちいさな きらめきの欠片が たくさん散りばめられているのです。

 

写真撮影OKということで、ぼくはすかさずiPhoneをポケットから取り出しましたが、

作品の前に構えてすぐにまたポケットにしまいこみました。

静かに語りかけてくる絵や 小瓶や ちいさな石ころ たちに

これは肉眼で見ないと、この場所で実際に見ないと、感じないといけない。

ぼくのからだが ぼくのからだにこの世界の現実を

しっかりと染み込ませたい。と言っているようでした。

 

 

風も 花も 石ころも ぼくも 毎日 なくなりつづけている。

 

 

そんな個展の帰り道は 雨。

だけどそんな憂鬱な雨も 濡れたコンクリの道もずんと聳え立つ電信柱も

みんな 特別でみんなうつくしく感じられました。

ありがとうございます。

 

 

ぼくのこころの少年は じっと考えている。

待ってる。

ぼくも すこしずつ 進んでいこう。

年末エロス総決算展

年末年始ばたばたしていましたが、やっと落ち着いたので

12月21日から展示させて頂きました、エロス展のことをやっと書きます・・・

 

開催は27日まででしたが、ぼくは諸事情により 26日までの展示でした。

27日に観に来て下さる予定だった方々には 本当に申し訳ありませんでした。。

 

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今回の展示はエロスがテーマ。ただのエロではなく、エロスです。

エロスってなんだろう、性ってなんだろう、ずっと描きながら考えていました。

そしてぼくは エロスとは 愛だと思いました。

愛の溢れるエロスは 不純なものではなく、純愛です。まっすぐな愛です。

少年や動物たちに性愛を感じることは、宗教や世間には 白い目でみられるかもしれない。

でも ほんものの愛は ふたりにしか感じられないものです。

その愛を 彼らのからだや こころから 熱く感じたとき、それがエロスなのです。

 

 

・・・絵は、ようやく描きたいもののカタチをつかめて、

自分でも 好きな絵が描けるようになってきた気がして うれしい。

 

ノートに書かれた感想、大切に読みます。

観に来て下さった方、展示メンバーの方、ギャラリースタッフさん、

ありがとうございました。

実家。

実家に久しぶりに帰りました。

田舎なので なんにもない。どこにも行くところがない。

どこに行くにも遠いし、時間はたくさんあるのに ぜんぜん足りない。

ゆっくりすぎてく時間に ちょっとずつ暇を感じるのがすこし怖かった。

こんな場所にうまれたから、ぼくは絵を描くことしかできなかったんだろうな。

でもここにずっといたら、今の絵はぜったいに描けなかった気がする。

だから実家を出てよかったとも思った。

実家はなにも変わっていなかった。ほっとするけど、恐ろしい。

今がいちばんいい。なんだかさみしいけどね。

・・・こうやってゆっくりしていたらもう11月なのです。

時間はとまらない、ぼくもろそろ流れに乗らなくては。

またたくさんやりたいことを見つけてゆきます。

少しずつ準備中です。おたのしみに。

あなたのそばに。

メンヘラ展2に参加させてもらい、色々な方と 実際に会ったり、

ノートやツイッターを通じてお話させて頂きました。

その中で「ポストカードがほしい、原画を購入したい」と

言って下さった方もいて、ぼくはそのとき なんだか信じられない気持ちでした。

自分が 自分のために描いたものが、だれかの手元にいくということ。

ぼくにとっては とても不思議なことです。

そして、その絵にお気持ちとして お金を出して頂くということは、

そんなことまでして頂いて ほんとにいいのだろうかと 自信がありませんでした。

それと同時に原画に限っては、たくさん気持ちを込めて描いているので、

手放したくない気持ちも すこしありました。

 

けれど実際に手に取って眺めて、こころの少年たちがあなたのこころに

直接語りかけたり、座り込んだり、眠ったりさせていただけるなら、

こころの少年たちの成長につながる。それはとてもうれしいことだと思いました。

だからこれからは いろいろな方のそばに、

たんぽぽの種を飛ばすみたいに お届けしていきたいな。

ぼくに自信があるとか、ないとか、そんなことなにも関係なかったのです。

 

・・・じつは はじめて自分の絵を販売させていただいたのでした。

ほんとうに ありがとうございました^^

おひさしぶりです。

しばらくブログを放置していたら ログインできなくなってしまったので、ブログをお引っ越ししました。

忘れたくない覚えておきたいこと、じぶんのちからで感じとれたこと、

ちょっとずつでも 書き留めていけたら、きっとすてきだなと思います。

それができるように 少しずつ がんばります。

 

今日はずいぶん描けないでいた 絵のリハビリをしたのだけど、

気がついたら三時間くらい 時間がすぎていて、

それでもぜんぜん時間が足りないように感じた。

こんなに時間を忘れてしまうくらい集中して絵を描けることが、

当たり前のことなのになんだかとってもうれしく感じた。

ひさしぶりのことだったからかもしれないけど、

ずっと絵を描いていたいと思える 今があってよかった。